2013.2.1〜28

過去の日記

【首無し戦車デュラハン】

 【創作サークルL&M会員さんへ告知】皆さんにメールをお送りしていますが、届いてない場合はご連絡下さい。よろしくお願いします! 

■2月28日(木)・ 

 一つ入稿終わったのでエル・グレコ展(東京都美術館)行ってきました。 人気なんですね、平日でも結構な入りでした。 彼の魅力は、バツグンにデッサン力が〜とか描写力が〜とかいうものではないと思います。 勿論技量は素晴らしいでしょうが、それ以上に漂う神秘的な雰囲気、オーラに魅了されます。 実物だと尚更。 彼が活躍した都市、スペインのトレドの紹介もあり、懐かしくなりました。 あと、彼の作品に使用されてる額縁が個性的で興味をそそられるものが多くて、これから展示をご覧になる方に額装チェックをお奨めしたいくらいです。

 上野に行ったからには当然のように動物園のフジとモモコに会いにいきましたが… なんと、フジ午前中、モモコ午後と、展示時間帯が分けられてました。 私が行った午後には、モモコが「クックッ」と鳴きながらドアをノックし続ける切ない姿を見て、私も肩を落として帰ってきました。 寝部屋ではまだ一緒にいられてるかな? フジもいよいよ独り立ちの準備、寂しくなるなぁ。 

 ウメキチ〜君ってやつは〜相変わらず素敵なんだ〜。 動画の25秒あたりの表情が特にお気に入りです。 

■2月27日(水)・ 

 「夏目友人帳」流しながら作業してます。 圧倒的に美少女ものが多い中、こういうあっさりしたキャラと話のアニメはホッとします。 この作品の舞台は三女姉が住んでる熊本・球磨地方なんですって。 

 あ、そういえば、先日紹介しました、拷問器具のサイコロカードは、「戒めのネックレス」と言って、いかさま師や不信心者等の首に掛けてさらし者にする道具だそうです。 わざわざ弟が教えてくれましたw 世が世なら、好き放題絵を描いたりするのも許されなかったんだろうなあ。

■2月26日(火)・ 

 きのこの画像を漁っていて見つけた「日本きのこマイスター協会」のトップページのネクタイキノコの佇まいにジワジワきてます。 

 どアップのウメキチ。 なごむ〜。

■2月25日(月)・ 

 今日は手が空いてたのもあって、ヌードクロッキー会に参加してきました。 移動中、無料配信されてる「ブラックジャックによろしく」を読みました。 以前2,3巻くらい読んで(内容が怖くて)止まっていたので一応再読なのですが、改めて凄さに戦慄しております。 こんなあまりにも重く真摯な話を何年も描き続けた(しかも破綻することなく、各章の締めくくりまでの流れが見事)作者の知性と精神力が凄すぎる。 第四外科編(がん病棟)の、末期がん患者・辻本さんがこぼした「絶望って… いつもの景色をまぶしく見せるのね…」っていうセリフが印象的で、読んでいて生きている事に今更感謝したくなりました。 ふおー、タダで読んでごめんなさい、続きはちゃんと買いますー(涙) 

■2月24日(日)・ 

 旅行のお伴だった(音出ます)「ブレイブリーデフォルト」クリアしました。 FF5みたいで良かったです。キャラは可愛いし、ジョブシステムはやり込み甲斐があるし、グラフィックや曲も素敵。 街並みの凝ったデザインもディテールに拘っていて素晴らしいし、ジョブの衣装デザインとかも見ているだけで楽しいです。 シナリオは少し不満がありましたが、ゲームの方向性自体はとても良かったので、こういう感じの作品をまた出してくれたら良いなと思いました。

 (以下ネタバレ。発売1年経ってないので隠します)

 不満のシナリオなのですが、(amazonレビューでもぼちぼち指摘されてるように)後半かなりダレてしまいました…タイムパラドックスもので、クリアしたと思ったらまた元の世界に戻されて、倒した筈の敵を何度も周回して倒さなくちゃいけないというマンネリ展開。 中ボスの人々をやたらと殺しまくるのもちょっとどうかと。 「話し合えば済むことじゃん」という些末な見解の食い違いで次から次へと殺していくものだから、正直無意味な死に様が多かったです。 繰り返す世界で何度も戦うのならば、戦った後和解や改心など、最初の世界でどうにもならなかった事を修復していきたかったな。 相手を殺した後に、実は義賊だったとか、家族思いの賞金稼ぎだったとかいう事を後で知ったとしても、新たな世界でまた同じように殺さなくてはならなくて、残念な気持ちしか残りません。 あでも、全体的に良いゲームだと思いますよ。 

 あと、「ファイナルファンタジーディシディア」も購入したのですが、アクションが派手派手しくて自分が今何の操作をしているのかまるで把握できず、序盤で止まっています。 懐かしのFFキャラとか出ているのでシナリオなど気になるんですけど…。 これが今時のゲームなのでしょうか??? 

 昨日から作業の傍ら確定申告のレシート・領収書の処理しています。 ちょっとずつやれば期日までに頭パンクせずに済むかも。 …にしてもあの微妙な源泉税率アップはイヤだなー。 

 パチスロ「魁!!男塾」 騒音&煙草と苦手要素を我慢してでも一度はやってみたいです。 作画がたいへん素晴らしい。 蒼傑も出てくれてかなり嬉しい。 

 あ、ぽちっとひとことありがとうございました!

■2月23日(土)・旅の記録・雑感 

 添乗員さんにクレームしたこと…。 書こうかどうか迷ったのだけど、まあ今は怒ってないし、今となっては笑える思い出程度なので書いておきます。 もう還暦を迎えるというベテランの男性で、飛行機の席取りや諸々の管理など、手際はとても良かったのですけど、一つだけ困ったことがありまして…。

 その日、プラハ → チェスキークロムルフ → ウィーンの、日中ほぼまる一日(7時間)バス移動という日程。 その添乗員さんはチェスキークロムルフに行くまでの3時間半、ずーっと、うんちくを喋り続けていました。 最初は「物知りな人だな」と感心していたのですが、徐々に「ん?いつまで喋り続けているの?」という疑念に変わってきて…。

 で、チェスキークロムルフに着いて昼食した後、午後もこの調子だと困るかなと、添乗員さんに「お昼のビールで良い気分だから、午後は寝かせてください」と頼み、承諾を得たのにも関わらず、午後のウィーンまでの移動の3時間半もほぼ休み無しで喋り続け…。 あれれ?

 多分、今回の旅は学生が多かったから、色々教えたかったのだろうなという気もします。 でも、7時間拘束中に聴かされっぱなしはさすがに気疲れしました。 他のお客さんを見回すと、大体寝てるか、イヤホン大音量にして音楽聴いてるかという様子。 何故か耳栓しても筒抜けだし(苦笑)

 やむを得ず、翌朝のバス移動の前に「昨日はお話が長くて寝られませんでしたよ」とひとこと。 それ以降は気遣ってくれたのでまったりできました(旅行社アンケートも低評価はつけませんでしたし) 

 いえほんとは寝たいかどうかというのではないのです。 ただ、見慣れない風景をゆったり眺めて、非日常に浸りながら、日常を振り返る時間も大切なのではと思うのです。 今回の件で、旅情というものについて改めて考えさせられました。

 そうだッ!旅情は大切だッ! …ということが本日の主張であります(笑)

 今日は方向音痴対策に方位磁石を入手しました(地図を読むのが未だに得意じゃありません)。 これからしばらく方角を確認しながら散歩や外出してみようかと。 

 コブラ「レディ」の稼働フィギュアがすごい。 こんなに綺麗にポーズが取れるなんて、造形師のセンスに脱帽してしまいます。 これは欲しい。 

■2月22日(金)・

 「カミーユ・クローデル」観ました。 彼女はロダンの愛人で弟子。 女性としては、内縁の妻がいながらもカミーユとも付き合いたがるロダンに振り回され(妊娠・流産までしてしまった)、芸術家としてはロダンの模倣・亜流だという評に苦しみ(確かに似ているといえば似ている)、しまいには心を病んで精神病院で老いて死ぬまで30年間も収監されるという、悲惨すぎる人生を描いています。 心を病んだといっても、本当に狂ってしまっていたわけではなかったのかもしれない。30年もどんな気持ちで過ごしていたのだろう。 劇の最後に映し出された老いたカミーユの写真が痛々しくて切なかった。 カミーユ役のイザベル・アジャーニはとても美しく、モモコと同じブルーグレーの瞳に吸い込まれそうでした。 色っぽくて品のある、女らしい唇も好き。 

 ロダンは女性に対してかなりいいとこ取りな自分勝手な男だったのですね。 家庭的な暖かい幸せは内縁の妻(ローズ)から、ときめきと情熱的な恋愛気分はカミーユから、おまけに、モデル達をつまみ食い…。 でも、多情だからこそあんなに官能的な表現ができたんでしょうね。   ローズとは確か晩年、70過ぎて、死ぬ2週間前くらいに正式に結婚したんじゃなかったっけ(もう、さいしょから正式な妻でいいじゃん)。

 そういえば7年前で上野でやってたロダン展で見た彫刻作品「男と思惟」を未だにググってもHITしません。 うろ覚えで描いたこともあったのだけど、今となっては幻だったのかとかさえ思えてきました。 でも今日の映画を見て、やっぱり、思惟って、やっぱり…と確信しました(笑)

 あの映画を観る限り、ロダンは抗しがたい魅力を持った人だったんだなぁということも何となく理解できました。 

■2月21日(木)・旅の記録・移動とネット事情

 今回は久しぶり(2004年の初海外以来)の、ルフトハンザ航空。 充実したサービスが魅力で、エコノミーにもスパークリングワインを出してくれます。 機内食はこんな感じ 行き(牛肉) 帰り(牛肉…チキンの和食を切らしていたそうで、お詫びにおにぎりを貰いました。 お詫びにおにぎり、斬新ですね(笑)  行きは成田−ミュンヘン−プラハ、帰りはウィーン−フランクフルト−成田と、ドイツ経由、家から目的地までたどり着くまで20時間くらいはかかりました。 家を出たのは午後8時前、荷物抱えて満員電車は堪えますね。 この過度なもみくちゃをどう表現しようか…もみくちゃもみくちゃ、と書くと大したことないけど、もみもみくちゃくちゃ、と書くとなんだか変だなとか、しょうもないこと考えながらやり過ごしておりました。

 帰りのフランクフルトの空港で見つけた可愛らしい看板。 よくお似合いで。 

 旅先のネット事情、プラハ・ウィーンでは1階ロビーで無料WiFiが使えました。 あと、マクドナルドも無線LANが引いてあるので、お昼ご飯に何度かマックを選びました(店の前でネットをすることも可能) 相変わらず旅のお伴はiPodTouchです。 

■2月20日(水)・ 

 先日、(音が出ます)「沙耶の唄」(18禁PCゲーム)を生徒に薦められてやってみました。 ゲームといってもユーザーが選択肢を選ぶのは2回だけ、5時間程度でクリアできます。 シナリオは「まどかマギカ」の虚淵玄氏。

 (以下ネタバレ。これからゲームしたい方はスルーしてくださいね)

 沙耶って子は異次元からやってきた生命体で、触手生やしてグチョグチョのブチョブチョな容姿なのですが、事故で認識障害をきたした主人公にだけは美少女に見えるという設定です(手塚治虫の「火の鳥」をオマージュしてます) なお、主人公は沙耶以外の人や世界の全てがグチョグチョと腐乱した世界に見えています。 話自体はまあ面白かったんですけど、このカップルのせいで何の罪もない人たちがもの凄く酷い目に遭うものだから、早く天罰下れと思わずにはいられず(苦笑) エンディングは3種類あるのですが、序盤で普通の感覚を取り戻して精神病棟に送り込まれるのが一番しっくり来ました。

 沙耶はとても知能が高く、容姿の醜さを気に病んでいるけど、性格はとても女の子らしく、ただ一人可愛いと愛でてくれる主人公を深く愛し、尽くすようになります。 もちろんR18シーンなどは美少女の姿で展開されるのですが、本来の姿を想像しながら見てると色々思いめぐらせてしまいます。 隣の親父さん(沙耶に脳内を弄られて主人公と同じ認識障害になった)に「可愛い娘だね〜」と陵辱されるシーンなど、女の子らしくキャーとか泣き叫んではいるのだけど、実際は「こういう役どころに浸ってみたかった」という「まんざらでもない感」もあったのでは、と(苦笑) 

■2月19日(火)・ 旅の記録・ハンガリー国立美術館・西洋美術館(ブダペスト) 

 ハンガリー王宮を国立美術館として開放しております。 王宮がこんな感じに小高い山の上にありまして、たどり着くまでに一苦労。 この写真は、向こう岸からドナウ川に架かる鎖橋を渡ってきまして、王宮の塀越しから撮りました。 結構歩いた…。 

 国立美術館の内容は、主にハンガリー出身の近世〜現代の芸術家の作品で固められております。 基本、どれも展示にふさわしい素晴らしい出来映え…ではあるのですが、どうも、モネモネしいとかマネマネしいというような、お手本から抜け出ていない印象がありました。 

 西洋美術館は当初あまり期待していなかったのですが、たいへん充実した展示内容でした。 古代ギリシャ等の彫刻、中世はエルグレコ多めで、現在上野で開催中の企画展にも貸し出しし中のもあったり(今回の旅はグレコ率が高いなぁ) 近代はロダンが目立ちました。 たまたまセザンヌの企画展もやっておりました。 常設展はガラガラなのに、セザンヌ展はかなりの混雑。 人気なんだなぁ。 

 ちなみにハンガリーの通貨はフォリント。 ユーロで支払うとフォリントでお釣りが還ってきます。 もうじき使われなくなるのでしょうね。 

■2月18日(月)・ 「アマデウス」と旅の記録・ウィーン雑感 

 旅の復習にDVD「アマデウス」(舞台はウィーン、撮影場所はプラハ)を久々観ましたけど、若い頃に観た以上に面白かった。 サリエリ役の表情で観る人に分からせる演技すごいなー。 他人の才能に嫉妬したことがあるのと無いのとではサリエリに対する共感度は違ってくるんでしょうね。 

 先日観たピアフもモーツァルトも、性格に共通点あるなぁ。 正直に感性のままに生きることも大切なのかもしれませんね。

 つくづくウィーンは芸術豊かな優雅な街でした。 他の都市に比べて人々の雰囲気がとても良くて。 街行く人に道を尋ねても快く答えてくれ、何度も助かりました。 芸術に身近に親しんでいるからでしょうか、文化や教養の効果ってこういう所に出るものだなあと。 勿論、日本もその水準は高いと思います(というか、高すぎるからこそ、何でも心得て当たり前だとか、ちょっとの差で勝ち組、負け組と決めつけたがるきらいがあるようにさえ思えます)。

 あと、ホテルの近所にあった有名な菓子店「オバラ」のケーキで繁忙期の打ち上げをしました。 この店は甘さ控えめとガイドブックにありましたが、ザッハトルテは糖度高めのコーティングチョコに加えて、アンズジャムまで入って十分甘〜い(他のお店のはどうなのかしら) イチゴはわりとあっさりしていました。 どちらも美味しかったです。 

 ウィーンのオペラ劇場は、立ち見3ユーロで見られるのだそうです。 ただし待ち時間含めて5時間は立ちっぱなしとのことで、今回はやめておきました。 10年後か20年後か、オペラやクラッシック音楽にそこそこ馴染んだ頃にオペラと絵画を目当てにもう一度行ってみたいなとは思ってます。 とても魅力的な街でした。

 余談ですが、ウィーンは温泉地でもあり、冬場なのにホテルのロビーで何カ所も蚊に食われました。

■2月17日(日)・旅の記録・プラハ市内観光  

 チェコに着いた翌日の午前中は、首都プラハ観光でした。 このプラハ城は世界最大級の城です。 現在、内部は美術館等として観光客にも解放されています。 入り口には番兵がおりまして、こちらは交替中。 プラハ城内にある聖ヴィート大聖堂(歴代ボヘミア王の墓を置いてます)。 見事なゴシック建築。 こちらはプラハ城から眺めるプラハ市内。 

 豊かな水量のブルタヴァ川に架かるカレル橋。 14世紀に着手、15世紀初頭に完成した石橋です。 橋の両端に30体の石像・銅像が建っています。 空を自由に(略

 ひとことコメントありがとうございました!

■2月16日(土)・旅の記録・美術史博物館(ウィーン)・2  

 この美術館はブリューゲルの収蔵品数の多さも特長で、「バベルの塔」「雪中の狩人」などの有名な作品も展示されています。 彼の絵は色んな人が色んなことしているものだから、できればゆっくり鑑賞したかったところですが、仕方なし。 最近出た映画も気になるところです。 「ブリューゲルの動く絵」…主役は(ブレードランナーのレプリカント)ルトガー・ハウアー。タイトルの書体がいい味だしてますね)。

 ラファエロの「ベルヴェデーレの聖母」は甘い花の香りが漂ってきそうでした。 描かれて以来何百年も香るような美しさを漂わせていたのかとちょっと感動。

 閉館間際に目に入った、今回の旅最後に見た絵がフェルメールの「絵画芸術」でした。 不自然なところ、塗り損じたところが一つも見あたらない、まさに名画。 砂絵のような、息を止めたくなるほど儚くも端正な画面でした。 画家のタイツの朱色がとてもいい。 閉館ギリギリまで見入って、係員に追い払われるように出てきました。 

 昨日は楽しい飲み会でした。

■2月15日(金)・ 

 先日観に行った美輪さんのシャンソンコンサートの復習に、DVD「エディット・ピアフ 愛の賛歌」を観ました。 伝記物だからどうせ大して面白くないだろうとか思ってたら、ガツンとやられました。 エディット役のマリオン・コティヤールの演技が凄すぎて、ながら作業ができなかったほどに見入ってしまいました。 なんじゃこの年代別の演じ分け。 出てきた俳優・女優が総じて良かった。 マレーネ・ディートリッヒと体面するシーンなどもとても面白く、ディートリッヒ役の女優さんが醸し出す往年の大女優オーラも大したものでした。 終盤の、お父さんが少女エディットに人形を与えるシーンも印象的。 敢えて抑え気味の演技から、人生の辛苦やささやかな幸せなどが、語らずとも伝わってきて、泣けてきました。 演じることの奥深さに感じ入る作品でした。

 編集的に、若い頃と晩年の行ったり来たりが激しくて時々「ん?」となる所もあったのだけど、ラストに歌った曲が(「愛の賛歌」ではなくて)「水に流して」だったので、細かいけちの付け所も水に流そうと(笑) 波瀾万丈のエディットの人生観たあとでの「いいえ、私は後悔していない」から始まる曲は胸に沁みました。

 劇中のエディットは、わがままで周りを無遠慮に振り回すタイプで、育ちの悪さが伺える振る舞いもずっとそのまま。 でも、なんだか憎めず、愛すべき人に見えてしまうのは、生き様が正直だからかな。 ともかくお奨めの映画です。

■2月14日(木)・旅の記録・美術史博物館(ウィーン)・1 

 今回も美術館・博物館をはしごしましたが、一番充実していたのはウィーンの美術史博物館。 世界三大と言われるスペインのプラドよりも充実していたような? 帰国前日、ブダペストからウィーン郊外のホテルに着いたのが午後3時すぎ。 急いで市電、地下鉄を乗り継いで行きました。 ルーベンス、ベラスケス、エルグレコ、レンブラント、ラファエロ等、中世の巨匠を多く揃えており、質・量ともに圧倒もの。 2時間たらずの鑑賞では足りませんでした。 建物自体もとても豪華。内観も豪華豪華。あ〜豪華ですねえ(←何故かやけくそ)

 展示室はこんな感じ。 こんな風にゆったり静かに鑑賞できるのは、オフシーズンならでは。

 ルーベンスだけでも数部屋占めており、「ひえーこんな所に!」と、不意打ちを食らったのがこの「メデューサの頭部」。 この世で最も怖くて面白いメデューサだと思います。 死に際の彼女の頭部から我先にと離脱する蛇たち。 よくみたら、どさくさに紛れるようにトカゲやらクモやらが混じってるし。 離脱する者以外にも、血だまりから新しく湧いて出たり、共食いを始めたりしてるのもいます。 蛇なりに必死すぎるあまり滑稽にすら思えてきます。 「髪の毛的な蛇」っていうのはまあよく見るけども、こんなにも多様なアイデンティティをもった蛇たちの集合体として表現した、ルーベンスの発想力に脱帽です。 幼児が見たらトラウマ確定でしょう。 ただ、爬虫類が好きな人にはたまらない絵かもしれませんね。 これほど劇的で活き活きした爬虫類を描いた絵ってそう無いでしょうから。 …インスパイアされて解釈的漫画を描いてみました。

■2月13日(水)・旅の記録・ムハ(ミュシャ)美術館(チェコ・プラハ)

 ミュシャ財団が運営しているという、こぢんまりした美術館でした。 点数はまあ個人美術館程度ですが、それでも当時の大きいサイズのポスターやデザイン画(完成度高すぎて泣けてくる)など、十分見応えありました。 ポスターやパッケージデザインは勿論ですが、油彩も素晴らしいです。 大作が無かったのがちょっと惜しいところかな。 スラヴ賛歌も一度は生で見たい作品のひとつです(プラハから片道4時間の城にあるそうで、難易度高そう) あと、当然ながらグッズがどれも素敵です。 

 以前も話題に出しましたが、3月9日からのミュシャ巡回展も楽しみですね。 

 作業がてら借りてきたDVDや録画してもらったアニメ観てます。 「ビビッドレッドオペレーション」、女の子の、お尻と股間がとっっっても巧く描けています。 なんかもう、黙々と作業に明け暮れるアニメ職人のカタルシス、密度の高い幸せをひしひしと感じます(笑) 

 昨年のかわいいフジみっけた。 今でもチャーミングですよ。 

■2月12日(火)・旅の記録・チェスキー・クロムルフの拷問博物館・地域博物館(チェコ)・ パンだけじゃ生きていけない!(23)」 

 拷問博物館は、広場に面した古い建物の地下牢を展示室にしています。 地下牢は、座ることもできないほど狭い牢屋や、水責めができる場所など、色々な用途を想定されて設計されていました(怖)。 回廊は人一人通るのがやっとなくらい狭く、堅牢な石造りはなかなか脱出は難しいだろうなと。 暗がりでフラッシュ無しなのでぼけた写真で申し訳ないのですがちょっと紹介。 展示方法は、拷問器具の他に、拷問シーンを再現したマネキンやら、録音の叫び声やらで、ものものしい雰囲気を演出していました。 係の人に訊いたら「大体は本物」とのこと。 まずは拘束器具。 焼きごて。 。 三角木馬は足もとに鎖と石で出来た重しが。 右のは貞操帯ですね。 これは指を締め付ける器具でしょうか。 さいころにカード…これは何なのでしょう? こんなものの開発者とか、人を痛めつけるのが仕事の獄吏とか、中世の人たちって怖いですね。 … 一通り観た後でしみじみ思うことは、現代に生まれてよかった、に尽きます(ぶるぶる) こんなにも美しい街でこんなおぞましい行いがなされていたのかあ…。

 おまけにこの動画もご紹介しておきましょう。興味のある方はどうぞ(※残虐シーン注意ですけど)「拷問と処刑の歴史 〜中世〜」 

 地域博物館は古代の土器や中世〜近現代の装束、武器甲冑、楽器など、工芸品が多めで史料性が高かったです。 

 睡眠サイクルがまだ元に戻ってくれません。 パン生23回アップします。

■2月11日(月)・旅の記録・チェスキー・クロムルフ(チェコ)

 プラハからバスで3時間半、蛇行したブルタヴァ(モルダウ)川にぐるりと囲まれた世界遺産の小さな街です。 おとぎの国のような佇まいは美しく、川に接しているためせせらぎの音がとても心地良い。

 こちらは中央の広場。 ヨーロッパの古い街にはこういう広場が必ずありますね。 かつてはここで集会があったり、罪人の見せ物などをしていたのでしょうか。

 お昼はマスのマッシュポテト添え。 美味しいチェコビールで頂きました(チェコは世界一のビール消費地だとか)。 川魚は初めてでしたが、思っていたより泥臭さもなく、なかなか美味しかったです。 塩気をきかせて天ぷらなんかにしてもよさそう。

 こちらの名物・トゥロドゥロ。 金属の筒にタネを巻いて焼いて、チョコやシナモンなどの粉をまぶします。 ほっこり暖かくて、冬場にぴったりなおやつ。 食パン2枚分くらいのボリュームなので、けっこうな食べ応えですが、美味しいのでわりとぺろっといけます。 

 昨日、熊本に住む三女姉と電話しました。 近ごろ、大陸からの大気汚染で雨後でも空気が白く汚れたままの日があったと言ってました。 空気がよどんでいても、雨さえ降ったら澄むかなと思いこんでいたのでびっくりしました。 恐ろしいです。 心配。 

 ひとことコメントのお返事です

 きの君…こんにちは、お元気ですか? はい、おかげさまで充実した良い旅でした…。 クリムトの絵は麻薬や媚薬の効果が仕込まれているようで、観ていてうっとりぼんやりしてしまいました。 クリムトの豊富そうな恋愛経験が作風に表れているのでしょうが、彼は基本女好きだけど、本命の女性にだけはプラトニックな清い関係を持ち続けたっていうのが面白いですよね。 梅の花が咲き始めて春はもうすぐ、お体に気をつけてお過ごし下さいませ。

■2月10日(日)・旅の記録・シーレとレオポルト美術館(ウィーン)

 レオポルト美術館の目玉はエゴン・シーレ。 強烈な才能を感じました。 自我の追求というか、何をおいても俺、俺、俺、俺、と、自分の事ばっかりしか考えてなさそう。 彼の色遣いは全て自らの身から出たもの(血とか膿とか)を想起させてしまう。 すごく芸術家らしい精神の持ち主なんでしょうが、こんな人と関わったらとても厄介だろうな。 「死と乙女」のモデル・愛人のヴァリー(外見がシーレによく似ている)も彼に尽くした末に捨てられたし。 逆に、こんなんで才能が無かったらどうしようもなさすぎて目も当てられないな(あでも、才能があるからほっとけなくなる分始末が悪いのかも)。

 この美術館で丁度、「Nude Men」という、男性裸体作品ばかりを集めた企画展もやっていました。 最近「観覧者も裸で見てよし」とかって話題にもなりましたよね。 美しいのも美しくないのも嬉しいのも嬉しくないのも色々でした。 お裾分けにこちらの画像をどうぞ。 イケメンがひしめいてワッショイワッショイ的な、婦人が絵の前でオッホッホと笑まずにはいられないというか。 +拡大。 作者はサシャ・シュナイダー、100年前の作品のわりには、人物が今っぽいですよね。 あと、オシリストの方々にはこちらをオマケ。 

 もひとつ、日本展も同時開催されていました。 金箔を多用した琳派の屏風絵を見たウィーンっ子は「クリムトこういうのに影響受けたんか〜」というふうな印象持って見てたかもしれませんね。 応挙、大観の他、春画がけっこうクローズアップされてました。 (美術館内部はフラッシュ無しで撮影可) 

 ポチッとひとことありがとうございました。 お返事は明日いたします。

■2月9日(土)・旅の記録・クリムトとベルヴェデーレ宮殿(ウィーン)

 今回クリムトの本物を観たのは初めてなのですが、もう、ため息つかずにはいられない。 人を陶酔させるものは愛と美なんだなあ、と改めて感じ入ってしまうほど。 個性的で卓越した表現力とセンス。 展示の仕方もよく分かってらっしゃる感じで、シンプルな黒い壁の薄暗い室内に、黄金色の絵が輝くようで…。 クリムトの使う金は神々しさというよりも、魂が満ちたりた喜びの色なんだなと思いました。 それに、漂う死と退廃の匂いが、更に悩ましく魅力的。

 クリムト「接吻」が展示されているのは、バロック建築の集大成とも言われるベルヴェデーレ宮殿。 こちらには、たいへん美しいスフィンクスたちが宮殿の番をしています。 高校生だった頃、この豪華な宮殿とクリムトの絵が載った美術雑誌を、別世界を見るような心地で飽きることなく眺めていました。 今回訪れてみて、感慨ひとしおです。 (宮殿内部は写真NG)

 そういえば、今年から源泉徴収税率が10%から10.21%に引き上げられました。 確定申告が更に面倒くさくなりそう。 

 メモ…3月2日から、ラファエロ展(国立西洋美術館)

 ひとことコメントありがとうございました。

 MARIAさん…わーありがとうございます!これからメールいたします!

■2月8日(金)・ただいま帰りました〜

 と、お昼ごろに家に着きました。

 クリムトの匂い立つような官能美、ミュシャの豊かなデザインセンス、シーレの強烈な自意識、沢山の名画の魅力と迫力にあてられて、己のダメっぷりを再認識してます(苦笑)。 良い刺激になりました。 

 これからぼちぼち旅の記録など書いていきますね。

 日記トップ絵はゼクスの新作カードです。後ほど改めて公開いたします。

 帰国早々ですが、大阪市天王寺区が”無償”で働く広報デザイナーを募集中!とのニュースに呆れてます。 まさか行政までこんなことをするなんて。 金払う価値もない程チョロいと思ってるなら、自分でやったらいいのに。

■2月7日(木)・

 ウィーンからフランクフルト経由で成田へ。

■2月6日(水)・

 ブダペスト→ブラチスラバ→ウィーン。

 ブラチスラバで武器博物館へ。

 ウィーン泊。

■2月5日(火)・

 ウィーン→ブダペスト。

 王宮(国立美術館)、西洋美術館へ。

 ブダペスト泊。

■2月4日(月)・

 午前中、ウィーンにてシェーンブルン宮殿見学。

 午後はベルヴェデーレ宮殿(クリムト「接吻」のある美術館)、アルベルティーナ美術館、レオポルト美術館(シーレの絵が目玉)。

 ウィーン泊。

■2月3日(日)・

 プラハ→チェスキークロムルフ(世界遺産の城塞都市)→ウィーンへ。

 チェスキークロムルフでお昼にマス料理を頂きました。

 地域博物館や中世犯罪博物館などに行って時間つぶしてしまいましたが、エゴン・シーレ美術館があるのを今気づきました。

 ウィーン泊。

■2月2日(土)・

 午前中はプラハ市内観光。 

 午後はミュシャ美術館。 グッズが素敵すぎて散財(笑) 午後4時前にはホテルに戻って寝てました。 

 プラハ泊。

■2月1日(金)・

 午後1時成田発  ミュンヘン経由で午後5時プラハ着

 プラハ泊。

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